プロラインフリー(ProLINE)は、LINE公式アカウントと連携し、友だち追加後の案内、顧客管理、予約受付などを自動化しやすくする拡張ツールです。
結論からいうと、同じ案内を毎回手作業で送り、予約確認や顧客管理に時間がかかっている人には検討しやすいサービスです。一方、月に数回のお知らせを一斉配信するだけなら、LINE公式アカウントの基本機能だけで足りる場合もあります。
この記事では、LINE公式アカウントとの関係、主な機能、無料で試せる範囲、導入前の注意点を初心者向けに整理します。
先に結論
- LINE公式アカウントと連携して使う拡張ツール
- ステップ配信・顧客管理・フォーム・予約などをまとめて設定できる
- 無料から試せるが、LINE公式アカウント側の配信料金は別に考える
- プロラインフリーとLINE公式アカウントの関係
- 初心者が押さえておきたい主な機能
- 無料で使える範囲と料金の注意点
- 導入が向いている人と、LINE公式アカウントだけで足りる人
この記事の確認方針
料金・機能・連携方法は、プロラインフリー公式サイト、公式マニュアル、LINEヤフーの公式情報を確認して掲載しています。仕様は変更される場合があるため、記事内に確認日も記載しています。
プロラインフリーとは?LINE運用を自動化しやすくするツール
プロラインフリーは、LINE公式アカウントへ配信・顧客管理・予約などの機能を追加し、登録後の案内や顧客対応を効率化しやすくするツールです。

拡張ツールとは、LINE公式アカウントに後から機能を追加する外部サービスを指します。プロラインフリーだけでLINEを配信するのではなく、LINE公式アカウントと組み合わせて使います。
正式名称は「プロラインフリー」ですが、公式サイトでは「プロライン」と省略される場合もあります。この記事では、初出以降の表記を「プロラインフリー」に統一します。
たとえば、友だち追加後に次のような流れを作れます。
- 友だち追加直後に案内を送る
- 翌日にサービスの特徴を紹介する
- 興味のある内容をフォームで選んでもらう
- 回答に合わせて次の案内を切り替える
- 予約日の前にリマインドを送る
このような一連の流れを、あらかじめ設定した配信シナリオに沿って進められます。
配信シナリオとは、誰に・いつ・どの内容を送るかを決めた自動配信の流れです。
すべての対応を完全に無人化するというより、定型的な案内を自動化し、個別相談など人が対応したほうがよい場面へ時間を使いやすくするものと考えると分かりやすいでしょう。
プロラインフリーとLINE公式アカウントは連携して使う
プロラインフリーは、LINE公式アカウントの代わりになるサービスではありません。LINE公式アカウントを土台として、配信や管理の機能を追加します。
LINE公式アカウントが友だちとの接点やメッセージを届ける役割を持ち、プロラインフリーが配信の順番、顧客情報、予約などを管理します。
| 比較項目 | LINE公式アカウント | プロラインフリー |
|---|---|---|
| 主な役割 | LINE上で友だちとつながる | 配信・管理・予約などを拡張する |
| 単独での利用 | 可能 | LINE公式アカウントとの連携が必要 |
| メッセージ配信 | 一斉配信や絞り込み配信 | ステップ配信や行動に応じた分岐 |
| 顧客管理 | 基本的なチャット・タグ管理 | 属性・タグ・行動履歴を使った管理 |
| 予約や申込 | 標準機能や外部サービスを利用 | 予約・フォーム・決済導線を組み合わせる |
| リッチメニュー | 基本的なメニューを表示 | 友だちの状態に応じて切り替える |
連携には、LINE公式アカウントの管理画面でMessaging APIなどを設定します。
Messaging APIとは、LINE公式アカウントと外部ツールの間で情報をやり取りする仕組みです。公式マニュアルでは、チャネルIDやチャネルシークレット、Webhookなどを設定する手順が案内されています。
初めて見る言葉が多くても、最初から仕組みを細かく覚える必要はありません。導入するときは、公式の初期設定ナビに沿って一つずつ進める方法が現実的です。
プロラインフリーでできる主なこと
初心者は、まず「配信」「顧客管理」「予約」の3つを押さえると、プロラインフリーの全体像を理解しやすくなります。

機能名をすべて覚える必要はありません。「何を楽にしたいか」という目的から考えると、自分に必要な機能を選びやすくなります。
| 目的 | 主な機能 | 活用例 |
|---|---|---|
| 案内を自動化する | ステップ配信・シナリオ分岐 | 友だち追加後の案内を順番に送る |
| 友だちを整理する | タグ・属性・行動履歴 | 興味や申込状況ごとに配信を分ける |
| 情報を集める | フォーム・アンケート | 希望日や相談内容を入力してもらう |
| 予約を受け付ける | 予約・リマインド | 来店予約を受け、前日に案内を送る |
| 次の行動を案内する | リッチメニュー切り替え | 未申込者と予約済みの表示を変える |
| 申込や販売につなげる | コンテンツページ・決済連携 | 申込後に購入者向けの案内を送る |
| 配信を改善する | クリック・流入経路分析 | 反応のよい案内や登録経路を確認する |
公式サイトでは、ステップ配信、シナリオ分岐、顧客管理、フォーム、予約、リッチメニュー、個別チャット、分析、決済、会員向けページなどが案内されています。
ステップ配信で登録後の案内を自動化する
ステップ配信を使うと、友だち追加後の案内を、決めた順番とタイミングで送れます。
「登録直後」「1日後」「3日後の19時」のように、あらかじめ配信する時間を設定できます。
たとえば教室運営では、案内から予約までをつなげやすい
| 導入前の対応例 | 設定後の流れの例 |
|---|---|
|
友だち追加 ↓ 手作業で体験案内 ↓ チャットで日程調整 ↓ 前日に個別連絡 |
友だち追加 ↓ 体験案内を自動送信 ↓ フォームや予約ページへ案内 ↓ 予約前にリマインド |
※自動化できる範囲は、設定内容や利用プランによって異なります。
同じ説明を毎回手作業で送る必要が減るため、返信やレッスン準備など、人が対応したほうがよい作業へ時間を使いやすくなります。
友だちの反応に合わせて案内を変える
ボタンのクリック、フォームへの回答、予約などの行動をもとに、次に届ける案内を切り替えられます。
たとえば、「料金を見た人」には申込方法を案内し、「サービス内容をまだ確認していない人」には事例や使い方を案内するといった分け方です。
ただし、細かく分けすぎると管理が難しくなります。初めは「未申込」「申込済み」など、2〜3種類の分け方から始めると運用しやすいでしょう。
予約受付からリマインドまでつなげる
予約機能では、LINEから予約を受け付け、予約後の案内やリマインドまでをつなげられます。
公式サイトでは、GoogleカレンダーやZoom、決済との連携も案内されています。サロンの来店予約、整体院の施術予約、オンライン相談やセミナー受付などに活用できます。
無料でどこまで使える?LINE公式側の料金とは分けて考える
プロラインフリーは無料から試せますが、プロラインフリー側の利用条件と、LINE公式アカウント側の配信料金は別々に確認する必要があります。
2026年7月14日時点の公式情報では、フリープランは初期費用・月額0円で利用でき、ステップ配信は10ステップまでと案内されています。ステップ配信、予約、フォーム、顧客管理、リッチメニューなどの機能も試せます。
| 確認項目 | フリープランの概要 |
|---|---|
| 初期費用 | 0円 |
| 月額料金 | 0円 |
| 利用期限 | 期限なしと案内 |
| ステップ数 | 10ステップまで |
| 主な機能 | 無料範囲で利用可能 |
| 上位プランの検討目安 | ステップ数や利用範囲を増やしたいとき |
ここで特に注意したいのが、プロラインフリー側の料金と、LINE公式アカウント側の料金は別という点です。
プロラインフリーでは、送信数ではなく、主に構築するシナリオのステップ数に応じてプランが分かれます。一方、プロラインフリーから送るメッセージも、LINE公式アカウント側の送信数として数えられます。
そのため、「プロラインフリーならLINEを何通でも完全無料で送れる」とは考えず、次の2つを分けて確認しましょう。
- プロラインフリーの利用プランとステップ数
- LINE公式アカウントの料金プランとメッセージ通数
LINE公式アカウントの料金について
LINEヤフーは、2026年10月1日にスタンダードプランの追加メッセージ料金を改定すると案内しています。現在の料金と改定後の条件は、 LINEヤフー公式の料金ページ で確認してください。
プロラインフリーが向いている人
登録後の案内、予約確認、顧客ごとの配信を手作業で行っている人は、プロラインフリーを試す理由があります。

3つ以上当てはまる場合は、現在のLINE運用で自動化できる作業がある可能性があります。
ただし、当てはまる数だけで導入を決める必要はありません。最初に「案内」「予約」「顧客管理」のうち、どの作業を減らしたいかを一つ決めてから試すと判断しやすくなります。
現在の使い方から必要性を判断する
| 現在のLINE運用 | 判断の目安 |
|---|---|
| 月に数回、一斉配信をするだけ | LINE公式アカウントだけで足りる可能性がある |
| 友だち追加後に毎回同じ説明を送っている | ステップ配信を試す価値がある |
| 予約確認や前日の連絡を手作業で行っている | 予約・リマインド機能を検討しやすい |
| 興味や申込状況ごとに案内を変えたい | タグや配信分岐が役立ちやすい |
| 自動化したい作業がまだ決まっていない | 現在の作業を書き出してから判断する |
特に、教室、サロン、整体・治療院、講師業など、登録後に説明や予約案内が必要な事業では、活用方法を考えやすいでしょう。
大切なのは、機能が多いツールを選ぶことではなく、現在の作業のどこを自動化したいかを先に決めることです。
始める前に確認しておきたい注意点
登録前に、LINE公式アカウントの準備、他ツールとの連携状況、既存の友だちの扱いを確認しておくと、導入後の行き違いを防ぎやすくなります。
LINE公式アカウントを用意する必要がある
プロラインフリーはLINE公式アカウント専用の拡張ツールです。まだLINE公式アカウントがない場合は、先に作成してから連携設定を進めます。
他のLINE拡張ツールを利用中なら連携状態を確認する
公式マニュアルでは、同じLINE公式アカウントを、Messaging APIで複数のシステムへ同時に連携することはできないと案内されています。
すでに別のLINE拡張ツールを利用している場合、プロラインフリーとの連携によって既存ツール側の連携が解除される可能性があります。移行前に、現在使っているツール、保存データ、配信を止めるタイミングを確認してください。
連携前からいる友だちは自動で認識されない場合がある
公式マニュアルでは、プロラインフリーと連携する前から登録されている友だちは、自動では認識されず、認識させるための手順が必要と説明されています。
既存のLINE公式アカウントへ導入する場合は、現在の友だちをどのように認識させるか、公式マニュアルで確認しておきましょう。
導入しただけで集客が完成するわけではない
ツールを連携しても、誰に何を案内するかが決まっていなければ、配信内容は作れません。
最初から予約、決済、細かな分岐まで設定しようとせず、まずは次の3つから始めると進めやすくなります。
- 友だち追加直後の案内を作る
- 3〜5通程度の短いステップ配信を作る
- 自分のスマートフォンで受信テストをする
この3つが正常に動いてから、フォームや予約などの機能を追加していきましょう。
この記事で確認した一次情報
料金や機能は変更される可能性があります。本記事では、以下の公式情報を2026年7月14日に再確認しました。
-
プロラインフリー公式製品ページ
確認日:2026-07-14 -
プロラインフリー公式ブログ「プロラインフリーとは」
ページ記載の更新日:2026-05-02 -
プロラインフリー公式マニュアル「プラン・料金について」
確認日:2026-07-14 -
プロラインフリー公式マニュアル「配信数無制限の意味」
ページ記載の更新日:2025-10-02 -
プロラインフリー公式マニュアル「LINE公式アカウントとの連携設定」
ページ記載の更新日:2026-04-22 -
LINEヤフー公式「LINE公式アカウントの料金プラン」
確認日:2026-07-14 -
LINEヤフー公式「追加メッセージ料金改定のお知らせ」
公開日:2026-02-16
プロラインフリーについてよくある質問
プロラインフリーだけでLINE配信できますか?
いいえ。LINE公式アカウントとの連携が必要です。
- LINE公式アカウントを用意する
- Messaging APIなどの連携設定を行う
- 自分のスマートフォンで受信テストをする
本当に無料で使い続けられますか?
フリープランは月額0円で利用できますが、ステップ数などに条件があります。
- 無料範囲とステップ数を確認する
- 必要な配信を10ステップ以内で試す
- 不足した段階で上位プランを検討する
すでに使っているLINE公式アカウントと連携できますか?
既存のLINE公式アカウントとも連携できますが、現在の連携状況を先に確認してください。
- 他の拡張ツールとの連携を確認する
- 既存友だちの認識方法を確認する
- 保存データと移行する日を決める
初心者でも設定できますか?
公式の初期設定ナビに沿って、一つずつ確認しながら進められます。
- LINE公式アカウントを準備する
- 管理画面の値を確認しながら連携する
- 自分のLINEで動作確認をする
導入すれば自動で売上が増えますか?
導入しただけで成果が決まるわけではありません。
- 誰に何を案内するか決める
- 配信や申込までの流れを作る
- クリックや申込状況を見ながら改善する
まとめ|まずは必要な機能を一つずつ試す
プロラインフリーは、LINE公式アカウントと連携し、配信・顧客管理・予約・販売などを自動化しやすくする拡張ツールです。
特に、登録後の案内や予約確認を毎回手作業で行っている人は、ステップ配信や予約機能を試すことで、減らせる作業があるか確認できます。
フリープランでも機能を試せますが、プロラインフリー側の利用条件と、LINE公式アカウント側の料金・メッセージ通数は分けて確認してください。
初めからすべての機能を使う必要はありません。まずは友だち追加直後の案内や短いステップ配信を作り、自分のLINEで正常に届くことを確認するところから始めるとよいでしょう。
無料プランあり
プロラインフリーの機能と利用条件を確認する
プロラインフリーは無料プランから試せます。利用できる機能や最新のプラン条件を、登録前に公式サイトで確認してください。
プロラインの詳細を公式サイトで確認する
※プロラインフリー公式サイトへ移動します。